物忘れ 認知症 | 健康 美容 ダイエット 館
人間ドック 物忘れ外来│たけしの本当は怖い家庭の医学
「たけしの本当は怖い家庭の医学」(081216放映)は
人間ドック について。
「日本の名医が診断! 家庭でできる人間ドック 3時間生検査スペシャル」
物忘れ外来。
1)整形外科 検査 「肩関節周囲炎(五十肩)、凍結肩」について :
2)呼吸器内科 検査 「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」について :
3)脳ドック 「隠れ脳梗塞」について :
4)眼科 検査 「緑内障」について : 前の記事
5)物忘れ外来 検査 「アルツハイマー病」について : この記事
6)特別診察室 検査 「大腸ガン」について : 次の記事
たけしの本当は怖い家庭の医学 ゲスト患者は
(20代):優木まおみ さん(28歳)、宮下純一 さん(26歳)(北京五輪 競泳 銅メダリスト)
(30代):髭男爵 山田ルイ53世 さん(33歳)、髭男爵 ひぐち君(34歳)、世界のナベアツ さん(39歳)
(40代):西村和彦 さん(42歳)、真琴つばさ さん(44歳)、ほんこん さん(45歳)
(50代):ガダルカナル・タカ さん(52歳)、萬田久子 さん(50歳)、増田恵子 さん(51歳)
(60代):布施明 さん(61歳)、松原智恵子 さん(63歳)、西郷輝彦 さん(61歳)
たけしの本当は怖い家庭の医学 司会は
ビートたけし さん、渡辺真理 さん。
◆物忘れ外来 検査
─>(今回の検査では)
・潜在患者数 約170万人。
・今後、さらに急増すると推測されている認知症の検査を行う。
◆(症例)
:認知症の中でも代表的な病「アルツハイマー病」
・妻のY子 さんは5年前に「若年性アルツハイマー病」と診断された。
(昨年7月から、都内の病院に入院)
・今では、夫の顔も認識できていない。
・発症当初、異変になかなか気づくことができなかった。
夫のZ郎さん:「夫婦の会話でも子供たちとの会話でも、何も異常がない。たまに乱雑になったりしっかりしたり、ということがある。 まだらに壊れていくといいますか、まだらにいろんな能力が無くなっていくので、発見するのがなかなか難しい。 病気だと認識するまでには、2〜3年かかったと思います」
(アルツハイマー病の症状)
・異変が現れても、すぐに正常な機能によって隠されてしまう。
─>発見が難しい。
(症例の場合の経過)
(8年前)
・個人で経営コンサルタント業を営んでいた I.Z郎 さん(当時53歳)
・妻 Y子 さん(当時52歳)の存在は心強いものだった。
・家事を一手に引き受け、会社の経理でもZ郎さんをサポートしていた。
─>(まもなく)
(症状1:最初の異変)
・Y子さんが家の鍵をいつもの場所に置かず、どこに置いたか分からなくなってしまった。
─>誰にでもよくある軽い物忘れ。Z郎さんは病気を疑うことはなかった。
─>(それ以来)
(症状2)
・物忘れが増える。
・財布、携帯電話など、しばしば身近な物を置き忘れることが増えた。
・Z郎さんは病によるものとは考えなかった。
─>だが、この時点ですでにアルツハイマー病を発症していたと考えられる。
<アルツハイマー病>
・何らかの原因によって大脳皮質の神経細胞が少しずつ死滅し、脳が萎縮。
─>記憶や意欲など、生きるために必要な能力が徐々に失われていく病。
・周囲の人間には、病気だと気づきにくい特徴が、アルツハイマー病にはある。
=「一瞬症状が現れても、次の瞬間隠れてしまうという特徴」
(症例の経過 続き)
─>(新居に引っ越した日)
(症状3)
・意欲がなくなる。
・いつもなら率先してインテリアの計画をたてるY子さんがおとなしく、ぼーっとしている。
─>Z郎さんが声をかけると、いつものY子さんに戻った)
(「この壁、寂しいから、何か絵でも飾るか」と声をかけると、「それもいいわね。何がいいかな」と表情が一変し、いつもと同じ明るい言葉が返ってきた)
─>「気のせいか」(何か考えごとでもしてきたのだろう)と思った。
─>(物忘れが増えてから1年後)
(症状4)
・料理の品数が減る。
・症状が進む。おかずが1品だけ。
・元々料理が大好きなY子さん。いつもは食卓に、腕によりをかけた料理がずらりと並ぶのだが、極端に少なくなった。
(これも、アルツハイマー病の患者さんに多く見られる行動)
─>「今日はこれだけか」と不満をもらすと、「私だっていそがしいんだから、あんまり文句言わないで」と反論された。
・この頃、家事、仕事の手伝いに加え、家計を助けるため幼児教室でパートの臨時教員として働いていた。
─>多忙のため「確かに仕方ないな」とZ郎さんは納得。
(ノートに残された 病気の徴候)
・Y子さんが料理のレシピを書き込んでいたもの。
・発症前に書いたレシピ:文字も文章もきちんとしている。
・発症後:乱れ始めている。
・「てきりょう」「きょうりきこ」など平仮名が増える。
・ベーコンを「ペーコン」、きぬごしを「ぬごし」などと、誤字が頻発している。
(さらに、周囲には分かりづらい症状になっていく)
・Z郎さんがリモコンでテレビをつけようとしたとき、何度やってもつかない。
─>本体を調べると、主電源が切ってあった。
─>Y子さんは「だって待機電力がもったいないじゃない」と言い訳する。
Z郎さん:「リモコンの操作が、おそらく彼女の頭の中ではできなくなっていたと思うんですよ。今思うと。
『(電源を)元から切っておかないと駄目だって、テレビでやっていたよ』みたいなことを言うわけですよ(理由を言う)」
─>(物忘れが増えてから3年後(2003年))
(症状5)
・冷蔵庫の中に、携帯電話を置き忘れる。
─>(2003年6月)大学病院で検査
─>CTなどの画像診断 + 「長谷川式簡易知能評価スケール」
◆長谷川式簡易知能評価スケール
・認知症の検査として、国内で広く採用されている。
・内容は
・「100から7を順番に引いてください『100引く7は? それからまた7を引くと?』」
・「私がこれから言う数字を逆から言ってください。『6、8、2』『3、5、2、9』を逆にに言ってもらう。3桁逆唱に失敗したら打ち切る」
など。
─>簡単な質問ばかり。
(症例では)
・「長谷川式簡易知能評価スケール」のある検査によって病気の正体が分かった。
・「5つの品物を並べ、それから隠す。その後で、何があったか言ってください」
─>Y子 さんは、ほとんど思い出せなかった。
─>その結果に誰よりもショックを受けたのは、Y子さん本人だった。
・「アルツハイマー病」の疑いが強まった。
─>画像診断でも、脳の萎縮が確認された。
─>「アルツハイマー病」と診断された。
(症例の経過 現在は)
・投薬治療を続けている。
・Z郎さんは「今だから分かることがたくさんある」と言う。
◆アルツハイマー病
・一般には、65歳以上の高齢期に多く発症する病気。高齢になるほど発症の危険性が高まる。
・40〜50歳という働き盛りで発症する場合もある。
=「若年性アルツハイマー病」
・通常よりも進行が早いのが特徴。
(社会的にも家庭的にも大きなダメージを伴うケースが少なくない)
・アルツハイマー病は、患者本人が気づくのが極めて困難な病気。
─>家族や友人など、周囲の人々が異変に気づくことが大切。
(病気に気づきにくい特徴)
・取りつくろい。
(症例の場合では)
・料理の数に不満を言われると、「忙しいんだから」多忙を理由にする。
・テレビの主電源を切ったことを問い詰められると、「待機電力がもったいない」
─>理路整然とした言い訳を返す。
(取りつくろい、メカニズム)
・そもそも脳には衰えた部分を他の部分が補う働きがある。
─>アルツハイマー病で低下した脳の機能も、ある程度補われてしまう。
・本能的に自分の尊厳や自尊心を守ろうとする防衛能力が働き、もっともらしい口実を考えるのだ、と言われる。
─>「取りつくろい」によって、さらに病の発見が難しくなる。
・ちょっとしたきっかけで、いつも通りに戻ってしまう。
(症例の場合では)
・おとなしい妻の様子に一旦は違和感を覚えても、声をかけると、すぐにいつも通りの態度に戻ってしまう。
─>一瞬しか症状が現れないため、「考えごとをしていたのか」誰にでもあることと思って、気がつかない。
・症状が続かないため、異変を見逃してしまう。
<出演者 物忘れは?>
・全員物忘れの経験はある。
渡辺真理 さん:「20代ですが、宮下さんも?」
(宮下純一さん(25歳):北京オリンピック競泳男子メドレーリレー銀メダリスト)
宮下純一さん:「物を取りに行くんですけど、何を取りに行ったかときどき……だからちょっと今、不安になってきましたね」
西郷輝彦 さん(61歳):「舞台やっててね、相手の名前忘れたんですよ。言わなきゃいけないんですよ絶対に。言わないと続かない。シンとしちゃったんですね。だからちっちゃい声で『名前なんだったっけ?』 それが(相手が)藤山直美ちゃんなんですよ。『ええかげんにしいや!』って」
─>これらの物忘れが、アルツハイマー病を始めとした認知症に関係があるかどうかをチェック。
◆日本の名医−5
酒井佳永 先生
・順天堂大学医学部 精神医学教室
◆認知症 検査
:「RDST」
・所要時間3分
・問題は2問
・RDST(The Rapid Dementia Screening Test):敏速に認知症を見つけ出すテスト の略
・ドイツで開発された最新のテスト。
・2005年に日本で行われた臨床試験では、健常者と認知症患者を80%の高確率で見分けることができた。
(重要なポイント)
・毎年必ず行うこと。
・認知症は知らない内に徐々に進行する病気
・定期的にテストを行えば、以前と比べて衰えた部分が分かる。
─>認知症の早期発見につながる。
(正式なやり方では)
・実際に行うときは、検査をする人と検査を受ける人が向かい合い、患者が口頭で答え、先生が書き取る。
─>今回は、筆記方式で行う。
<出演者のテスト>
(今回のやり方)
・紙と鉛筆を用意する。
・2問の問題に、筆記方式で答える。
●「問題1)スーパーマーケットやコンビニエンスストアで買える物をできるだけたくさん思い出して、紙に書いてください」
・制限時間:1分
(検査の目的)
・言葉をどのくらいスムーズに思い出すことができることをチェックしている。
・短い時間でできるだけたくさんの言葉を思い出すためには、「記憶力」「柔軟性」「一種の作戦を立てる力」「注意力」など、さまざまな脳の機能を調べる。
─>幅広く認知症を発見できる効果がある。
●「問題2)漢数字をアラビア数字に、アラビア数字を漢数字に直してください。
(例)三十六 ─> 36、41 ─> 四十一
1)209 ─>
2)4054 ─>
3)六百八十一 ─>
4)二千二十七 ─>」
・制限時間はなし。時間をかけてゆっくり考えてよい。
(検査の目的)
・言語能力、数を処理する能力、注意力、たくさんの認知機能が関わっている検査。
・健康な人には簡単だと思われる検査だが、認知症の方にとっては、難しく感じられることが多い。
(判定)
:RDSTは点数制:1問目と2問目の合計点で、認知症の可能性が判定される。
・2つの問題の点数が
・7点以下 : 認知症の疑いあり。
・4点以下 : 認知症が強く疑われる。
「問題1」:いくつ品物の数を書けたか。
・14コ以上:8点
・11〜13コ:6点
・8〜10コ:4点
・5〜7コ:2点
・4コ以下:0点
「問題2」:
(正解)
・209 ─> 二百九
・4054 ─> 四千五十四
・六百八十一 ─> 681
・二千二十七 ─> 2027
─>正解なら1つ1点で、計4点。
(実際の患者さんの間違い例)
「問題2」
・209 ─> 2百九
・4054 ─> 四054
・209 ─> 二百09
・二千二十七 ─> 2021七
・二千二十七 ─> 212107
など。
・漢数字とアラビア数字が混じる。─>危険な間違い方。
・桁を間違える。(認知症の特有の間違い方)
<出演者 テスト結果>
「問題1」:書いた品物の数
1位:増田恵子 さん:20コ
2位:ひぐち君 さん:18コ
3位:山田ルイ53世 さん:17コ
4位:松原智恵子 さん:16コ
4位:真琴つばさ さん:16コ
6位:ほんこん さん:14コ
7位:優木まおみ さん:13コ
8位:西村和彦 さん:12コ
8位:宮下純一 さん:12コ
10位:ガダルカナル・タカ さん:11コ
10位:萬田久子 さん:11コ
12位:西郷輝彦 さん:9コ
13位:世界のナベアツ さん:8コ
14位:布施明 さん:7コ
増田恵子 さん:「いつも注文書を書いているので、そのつもりでワーッと書いちゃった」
酒井佳永 先生:「まず飲み物から始まって、チーズ、ハム、ベーコンから肉になっていって、と思い出し方が系統だっていて、思い出しやすい思い出し方でやっていただくというのも、認知機能の1つなので、とても(しっかりしています)」
布施明 さん:「(コンビニなどに)行くんですけど、いつも雑誌買って、ビール買って、ストレートでレジ行くんです。だから、他に何があるかよく分かんない」
(出演者 テスト結果の判定)
:RDSTは点数制:1問目と2問目の合計点で、認知症の可能性が判定される。
─>
・布施明 さん:再検査レッドゾーンへ。
<検査結果 解説>(再検査レッドゾーンの患者さんについて)
・布施明 さんの回答
「問題1」:本、ビール、おかし、カップヌードル、電池、カラーペン、おべんとう
─>7つなので、2点
「問題2」:4点(満点)
─>2点+4点=6点:7点以下なので、認知症の疑いあり、として引っかかってしまった。
布施明 さん:「いや、認知症の疑いじゃなくて、もう認知症だと思うんですよ、最近」
酒井佳永 先生:「いえいえ、これは『疑い』ですから、このあと、しっかり検査を受けていただくのがオススメです」
(今後は)
・RDSTだけで判断せず、精密検査を受けることが大切。
・「漢数字とアラビア数字が混じる」(危険な間違い方)、「桁を間違える」(認知症の特有の間違い方)などがある場合
─>高得点でも、詳しい検査をすることが大切。
「認知症の予防法:生活で気をつけることは?」
・生活習慣病がリスクファクターになる。
─>食事のバランスを良くするなど、生活習慣病を予防する生活が大切。
「アルツハイマー病の治療薬は、もうすぐ開発される?」
・今、開発途中の薬が幾つかあるが、10年くらいの間に、より本質的な治療ができるのではないかと期待が持たれている。
(あと10年程で、病気の進行を止める薬の完成が期待されている)
◆認知症を病院で検査する場合
・RDSTで7点以下だった場合は、物忘れ外来などの、専門医を受診することがおすすめ。
・認知症を疑って病院に行った場合、さまざまな問診や心理検査を受けたうえで、次のような検査が行われる。
・MRI検査:脳の断面を撮影し、萎縮がないかどうかをチェックする。
・SPECT:認知症になると、脳内を流れる血液の量が低下する。
─>その徴候がないか、色によってチェックできる。
(血流量が低下している部分だけの色が変化して見える)
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