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胃癌 検査 武本憲重 氏│たけしの本当は怖い家庭の医学

「たけしの本当は怖い家庭の医学」(081202放映)は
胃ガン について。
1)検査嫌いのため、早期発見のチャンスを逃してしまった例「胃ガン」 : この記事
2)癌研有明病院での内視鏡手術の例「ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)」 : 次の記事
「本当は怖い検査嫌い〜失われた9年間〜」
「日本有数の専門病院で密着!3泊4日で治る!最新胃ガン手術」

胃ガン 胃癌の検査について解説は
武本憲重 医師
・胃ガンのエキスパート
・武本ホーム・ドクター・クリニック 院長
(泉ピン子さんの夫)

たけしの本当は怖い家庭の医学 ゲスト患者は
佐野浅夫 さん、茅島成美 さん、田中義剛 さん、ガダルカナル・タカ さん、ブラックマヨネーズ 小杉竜一 さん、ブラックマヨネーズ 吉田敬 さん、AKINA さん。
司会は
ビートたけし さん、渡辺真理 さん。


「検査はしていますか?」の質問に
佐野浅夫 さん(83歳):「年に2回必ずしています」
田中義剛 さん(50歳):「年に2回している。検査マニア」
茅島成美 さん(66歳):「検査嫌い。一度胃カメラの検査で苦しかったときがあってから、胃カメラが痛くて怖くて」
AKINA さん(23歳):「注射が怖いです。病院のニオイも苦手」

◆(症例)
 ・44歳、男性
 ・営業部課長で、営業部のエース。
 ・健診が大嫌いで、毎年の定期健診はさぼっていた。
  ・40代で大丈夫と思い、一度も受けていなかった。
 ・実はすでに病気(胃がん)を発症していた。
  ・胃がんは、早期発見すれば効果的な治療法があり、完治する可能性の高い病気。
  ・一方、初期の段階では自覚症状がほとんどなく、検査を受けないと発見しづらい病気。
  ─>病気を疑うことなく、定期健診を受けず、治療のチャンスを見逃すことになった。
─>(発症から4年後)
 ・症状なし。
 ・定期健診はサボっていた。
  ・病気ひとつしないので、健康に自信があった。
 ─>(発症から8年後)
(症状1)
 ・食後30分して、みぞおちに鈍い痛み。
  ・毎食後、食べると腹部に鈍い痛みがあった。
  ・部下の「空腹になると、みぞおちがキリキリ痛む」という症状をきき、「よくあること。単なる胃の不調」と解釈していた。
  ─>(2カ月後)
   ・「空腹時に胃がキリキリと痛む」と言っていた部下が「十二指腸潰瘍」で入院。
    ・十二指腸潰瘍は主にストレスから発する病気。
    ─>自分も「ストレス性の胃の不調」と思った。
   ─>(2週間後)
(症状2)
 ・食後のみぞおちの痛みが、すっかり消えた。
  ・数日前から、胃の鈍い痛みがすっかり消えた。
(症状1と症状2が、2〜3カ月ずつ繰り返していた)
 ・痛みがない時期が2〜3カ月続く
 ─>その後、再び、胃が痛む時期が2〜3カ月。
  ─>繰り返して9年が経っていた。
   (消える度に、治ったものと思っていた)
(症状3)
 ・胃の膨満感
  ・食後に今までと同じ鈍い痛みに加え、胃が張っているような膨満感があった。
 ─>「健康診断」へ
  ・胃の内視鏡検査も。
 ─>胃ガン

胃ガン
 ・ガンの中で、日本での患者数が最も多い病気。
 ・毎年5万人以上の命を奪う、胃の悪性新生物
<原因>
 ・最大の原因は、ピロリ菌。
 (ピロリ菌)
  ・40歳以上の7割がピロリ菌を持っている。
  ・胃の粘膜を数十年かけて刺激し続ける。
  ─>ヒダに覆われた胃の粘膜を、徐々に薄くただれた状態にしていく。
   ─>「萎縮性胃炎
    ・ガンができる寸前の危険な状態。
    ・胃の粘膜が薄くなって、表面がツルツルした状態になっている。
    ・色も健康な人ではピンク─>黄色っぽい色に。
(症例の場合)
 ・子供のころにピロリ菌に感染
 ─>40年以上経って、胃ガンを発症させたと考えられる。

<進行>
 ・胃ガンは比較的進行が遅い病気で、発症からおよそ9年は、早期の状態で留まっている。
 ・ほとんど自覚症状がない。
 ・早期の状態の9年の間に適切な治療を受ければ、5年生存率は97%。
  (ほとんどの人が完治する)
 (症例の場合)
  ・44歳のときにすでに胃がんを発症。
  ─>内視鏡検査で、早期発見の可能性があった。
   ─>検査嫌いのため、発見できず、ガンが進行してしまった。

<症例での自覚症状>
 ・症例では、胃ガンでは数少ない自覚症状(みぞおち辺りの鈍い痛み)があった。
  ・胃ガンが作った潰瘍が原因
   ・ガン細胞は脆いので、一部が崩れるとそこが潰瘍になることが多い。
   ─>食後に胃酸が一気に分泌されると、潰瘍が刺激されて痛む。
 ・胃ガンの潰瘍のもう1の特徴
  :2〜3カ月で痛みが治まってしまう。
  ・潰瘍ができたところにがん細胞が増殖し、潰瘍を埋め尽くしてしまい、痛みが治まる。
 ─>胃ガンの潰瘍は、できては治ることを繰り返していく。
  ─>9年を過ぎて、胃壁の深い層へ侵入し、中期の段階へ。
 (症例の場合)
  ・発症から10年経って発見されたときは、ガンが中期の段階になっていた。
  ─>術後の5年生存率 : 75%

<出演者の検査状況>
:1年以内に内視鏡検査を受けた人
 ・佐野浅夫 さん、田中義剛 さん
:受けていない人
 ・茅島成美 さん、ガダルカナル・タカ さん、ブラックマヨネーズ 小杉竜一 さん、ブラックマヨネーズ 吉田敬 さん、AKINA さん。

◆胃癌の検査について解説 : 武本憲重 医師
 ・内視鏡検査の特徴
  1)直接見て、観察することができる。
  2)すぐに組織を取って、検査できる。
 ・レントゲン検査でも、発見のチャンスは充分にある。
 ・内視鏡検査をすぐにやった方がいいか、検査までの期間を置いていいかを判断する目安となる検査法がある。
 ─>「ペプシノゲン法」+「ピロリ菌の検査」

ペプシノゲン法
 ・胃の萎縮が進むと、胃酸が出にくくなる。
 ─>胃酸を作るペプシノゲンが少なくなるため。
  ─>血液検査により、ペプシノゲンの量をはかる。
   ・少ない場合は、胃の萎縮が進んでいる可能性がある。

<胃の萎縮・ピロリ菌の有無と、胃ガンの関係>
 ・ピロリ菌:なし/胃の萎縮:なし の場合の、胃ガンの危険度を1とすると
 ─>
  ・ピロリ菌:あり/胃の萎縮:なし ─> 危険度 9.8倍
  ・ピロリ菌:あり/胃の萎縮:あり ─> 危険度 19.6倍
  ・ピロリ菌:なし/胃の萎縮:あり ─> 危険度 120倍
  ─>
   ・ピロリ菌がなく、胃の萎縮がある場合は、胃の萎縮が進みすぎて、ピロリ菌がすめなくなった状態。

◆出演者の検査
:血液検査
 ・ペプシノゲン法。─>胃の萎縮があるか。
 ・ピロリ菌の有無。
 ─>胃ガンの危険度を診断して、内視鏡検査を受ける必要があるかどうかを判断する。

(結果)
:今すぐ、胃の内視鏡検査を受ける必要がある人。
 (ピロリ菌が「あり」か、胃の萎縮「あり」の判定のどちらか1つでもあれば、レッドゾーン)
・佐野浅夫 さん:ピロリ菌なし、胃の萎縮あり─>レッドゾーン
・茅島成美 さん:ピロリ菌あり、胃の萎縮あり─>レッドゾーン
・田中義剛 さん:ピロリ菌なし、胃の萎縮あり─>レッドゾーン
・AKINA さん:ピロリ菌なし、胃の萎縮なし
・ガダルカナル・タカ さん:ピロリ菌なし、胃の萎縮あり─>レッドゾーン
・吉田敬 さん:ピロリ菌あり、胃の萎縮なし─>レッドゾーン
・小杉竜一 さん:ピロリ菌なし、胃の萎縮なし

<解説>
 ・胃の萎縮は、元に戻すことは不可能。
 ・胃ガンの病変の約7割が陥凹型。
  (番組内で紹介された病変の写真:直径4センチの陥凹型のガン
  ─>武本 医師:「4センチは、摘出手術になります」)
 ・胃の萎縮があったり、ピロリ菌がある人は、年に1回、内視鏡検査をするのがおすすめ。
 ・毎年検査をしている佐野浅夫 さんと田中義剛 さんについては、定期健診をしているので、すぐに内視鏡検査をする必要はなし。
  (─>お二人は一般患者席に戻られました)
  (他のお三方は、検査を受けていないので、内視鏡検査の必要あり、とのこと)

(その後)
◆茅島成美 さんの内視鏡検査
 ・2008年11月7日に、武本ホーム・ドクター・クリニック(銀座)にて、胃の内視鏡検査。
(経過)
 1)のどに麻酔をする。(薬を吹き付ける)
 2)3分後、内視鏡室に移動。
 3)仰向けに寝て、鎮静剤を注射。
 4)口にマウスピースをつけ、内視鏡を挿入。
  ・内視鏡を一旦胃の一番奥まで入れ、戻りながら、胃の出口、中央部、入り口を全面くまなくチェックする。
  ・胃の中央部はヒダがあり、萎縮が進んでいなかった。
  ・ガン細胞らしきものは、ここまで無し。
 5)念のため、染色液を散布して、見えにくいガン細胞をチェックする。
 ・12分で検査終了。
 ─>30分後、検査結果を聞く。

(結果):武本憲重 医師の診断
 ・胃の萎縮が見られるのはごく一部で、全体としては若い胃。
 ・ガン細胞はまったくなし。
 ─>今後は、定期健診を年に1回受ける。

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