メタボリックシンドローム(メタボ) | 健康 美容 ダイエット 館
メタボ予防・食べて改善 田村哲彦 氏│おもいっきりテレビ
おもいっきりいいテレビ(おもいっきりテレビ 081127放映)は
メタボリックシンドローム について。
「食べて改善!メタボリック・ドミノ」
・メタボリックの改善に効果のある、新研究、新発表の情報を紹介。
田村哲彦 先生
・薬学博士
おもいっきりテレビ 出演者は
大沢あかね さん、岡田圭右(ますだおかだ) さん、KABA.ちゃん、瀬川瑛子 さん。
司会は
みのもんた さん、夏目三久 アナウンサー。
◆メタボリック・ドミノ
:食べ過ぎや飲み過ぎ、運動不足、ストレスなどの生活習慣の乱れ
─>メタボ
─>症状が重くなり、脳卒中や心不全などの最終段階まで到達してしまうこと。
・第1段階 : 食べ過ぎ。(偏食、食べ過ぎ、肥満)
・第2段階 : 脂肪の代謝異常 など。
・第3段階 : 内臓脂肪が溜まる など。(腹部肥満、など)
・第4段階 : 血液の脂質異常 など。(透析、失明、ED、下肢切断、脳卒中、心不全など)
<メタボリックシンドローム>
・腹囲:男性85センチ、女性90センチ以上が絶対条件
─>さらに、高脂血、高血圧、血糖値が2つ以上揃うと、メタボの診断が下される。
田村哲彦 先生:「基本的に病気は、原因があって結果がある。何か1つ原因があると、バタバタッと病気になって、最終的に死につながることもある」
◆キノコの新成分
:食べ過ぎ(第1段階)を予防
・最新発表の食材を食べて、メタボ・ドミノを途中でストップさせる。
─>早い段階で食い止めて生活習慣が良くすると、元に戻すことができる。
・ダイエットをすると栄養の偏りにより(第1段階の、偏食)、次の段階の症状を引き起こす危険がある。
<キノコの新成分>
・キノコの「キトグルカン」(2008年6月に薬学専門誌に発表)
(解説 : 発表した江口文陽 先生(高崎健康福祉大学))
・細胞壁の中の成分。
(マウスの実験)
・キトグルカンの入ったエサを食べたマウスは、排泄物の脂肪量が増えた。
─>脂肪が吸収されず、排出された。
(人での実験)
・ウエストが94.6センチ─>12週間で93センチに。
(メカニズムの解説) : 田村哲彦 教授
・通常、食べた物の脂肪分は、リパーゼにより分解され腸から吸収される。
─>キノコのキトグルカンがあると、脂肪をコーティングして吸収を抑え、排泄する。
・キノコのキトグルカンは、その他、脂肪の代謝を良くする。
<キトグルカンが多いキノコ>
・キトグルカンは、エノキダケが一番多い。
・マツタケには違うグルカンが入っている。
・脂肪の吸収を抑える効果をアップするには
─>「エノキダケ + 味噌」
・長時間煮込むと、さらにいい。
・長時間煮込むと、細胞壁からキトグルサンがより多く知るに溶け出し、効果がアップする。
・発酵食品の味噌と煮ると、効果がアップする。
<オススメ レシピ>
:エノキダケだしの味噌汁
・食べ過ぎたときに、締めの1杯として飲むのも良い。
(ポイント)
・だし代わりにエノキダケを水から煮る。
・1日に50g(1人分)が目安。
・エノキは凍らせておくとよい。
・長時間(30分以上)煮る。
◆ミカン
:脂肪の代謝異常(第2段階)を予防
<ミカンの働き>(日本栄養・食糧学会が2008年5月に発表)
・ミカンで脂肪合成を抑制
・みかんの色の成分「βクリプトキサンチン」は、これまで抗酸化作用、老化予防、ガン予防などで注目されてきたが、メタボの強力な予防作用があることが、確認された。
(解説 : 京都大学大学院 農学研究科)
・最初は、ミカンをたくさん食べている人は、生活習慣病が少ないというデータがあり、そこから研究が始まった。
─>βクリプトキサンチンがあると、脂肪の再合成を抑え、「悪い脂肪細胞」ではなく「良い脂肪細胞」になることが確認された。
・1日に2コ分食べると、総コレステロール値が改善した。
・7人の被験者がβクリプトキサンチンを摂取して、スタート時に245mg/dl(標準の目安は220未満)
─>8週間で1割下がった。
(メカニズムの解説) : 田村哲彦 教授
・腸から吸収された脂肪は肝臓に集められ、肝臓で再合成される。
・このとき、「悪い脂肪細胞」(大きな脂肪細胞)になる。
・βクリプトキサンチンがあると、「良い脂肪細胞」(小さな脂肪細胞)になる。
<βクリプトキサンチンの量>
・βクリプトキサンチンは、温州みかんに一番多い。
(夏みかん120μg、バレンシアオレンジ130、ネーブルオレンジ210、ポンカン1000、温州みかん1800)
・甘いみかんのほうが、βクリプトキサンチンが多い。
・薄皮や白い筋の部分には、ペクチンなど有効成分が多いので、一緒に摂るとよい。
(ペクチンも、脂肪の吸収を抑制する作用がある)
・1日2コが目安。
・βクリプトキサンチンは体内に溜めておけないので、量よりも、続けることが大事。
◆リコリス(甘草)
:内臓脂肪がたまる(第3段階)のを、予防。
・リコリス(甘草)は、西アジアの砂漠が原産の植物の根。
<リコリス(甘草)の働き>(日本肥満学会が2008年10月に発表)
・リコリス(甘草)のグラブラポリフェノールで、内臓脂肪を減らす。
・通常、脂肪は肝臓に集まり、人間の脂肪として再合成されてたまっていく。
・内臓脂肪は、本来はつきやすく、燃えやすい脂肪だが、高カロリーの食事、運動不足、ストレスなどの生活習慣により、増える。
(解説 : 矢澤一良 先生(東京海洋大学大学院))
・甘草は、4000〜5000年も前から漢方薬などに多く使われてきた。
─>作用は知られていたが、研究が始まったのは最近。
─>ポリフェノール類の一種「グラブラプリフェノール」が、メタボに効くことが分かった。
・人がグラブラポリフェノールを摂取すると、内臓脂肪が減少する。
(メカニズムの解説) : 田村哲彦 教授
・グラブラポリフェノールは、肝臓に働きかける。
・グラブラポリフェノールは、吸収された脂肪が肝臓で再合成されるときに働く酵素を抑えて、脂肪の分解を促進する。
+ 脂肪の再合成を抑える。(余分な脂肪を作り過ぎないように作用する)
─>内臓脂肪の減少につながる。
・動物実験では、脂肪肝がきれいになったという結果もある。
(リコリス(甘草)について)
・日本では、リコリス(甘草)は、しょう油に入っていたり、甘味料にも使われていたり、日常のものにも多く使われている。
・漢方薬でも一番多く使われている。
・西洋でも歴史は古く、リコリスルートとして、ヒポクラテスが使っている。(紀元前500年)
─>今までは解毒作用を強める、胃潰瘍に効果があるなどに目が行っていたが、メタボにも効果があることが分かった。
<リコリスの使い方>
・デパート、ハーブ店、薬局(漢方を扱っている)などに売っている。
(リコリスハーブ、または、甘草として)
田村哲彦 先生:「100グラム、600〜700円だと思います。1日に1〜3グラム使います」
・湯で煮出した甘い液体を甘味料として使う。
・だしパックに入れて、煮物に使う。(肉じゃがなど)
・茶として飲む。
など。
(砂糖の50〜150倍の甘さなので、料理に使うときは、味見をして調整すること)
(リコリスの甘さは、血糖値を上げない)
・漢方薬としても使われているので、飲みすぎないこと。1日1〜3グラム。
(漢方薬を飲んでいる人は、医師または薬剤師に相談すること)
・朝に摂るのがおすすめ。
・体内にグラブラポリフェノールがある状態で身体を動かすと、効果がアップすることが分かっている。
◆鮭
:血液の脂質異常(第4段階)を予防
<鮭の働き>(矢澤一良 先生(東京海洋大学大学院))
・鮭の赤い色の成分「アスタキサンチン」には、血液を正常に戻す働きがある。
(解説 : 矢澤一良 先生(東京海洋大学大学院))
・鮭が川の上流に溯るのには、大変な運動利用が必要。
─>その運動のために、体内にアスタキサンチンを増やし、白身の魚なのに赤くなる。
・アスタキサンチンを摂ると、消費エネルギーが増加する。
─>血糖、脂肪がエネルギーとして使われる。
(実験では)
・鮭ではなく、抽出したアスタキサンチンを使ったマウスの実験
・血糖値が下がり、内臓脂肪が減った。
(メカニズムの解説) : 田村哲彦 教授
・内臓脂肪が増えると、その脂肪から炎症性物質が出る。
─>インスリンの働きが悪くなり、高血糖、高脂血症などにつながる。
・アスタキサンチンがあると、アディポネクチンというホルモンが出る。
─>炎症物質を取り除く。
・インスリンの活性度が上がり、内臓脂肪を減少させる。
・脂肪の蓄積を抑える働きも確認されている。
田村哲彦 教授:「インスリンの活性度が良くなり、10出れば10効くようになる。糖尿病の人は、(インスリンが)10出ても1しか効かなかったりする」
<オススメ レシピ>
:鮭のぬか漬け
・鮭の切り身をぬか漬けにする。
田村哲彦 教授:「北陸地方では、ふぐやサバをぬか漬けにするが、その応用」
─>作用をアップさせることができる。
・鮭の摂取量は、1日3切れ。ぬか漬けなら1日1切れが目安。
(紅鮭は銀ジャケの3倍アスタキサンチンが入っているので、赤い鮭を食べるほうが少なくて済む)

