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子宮頸癌 女性受診しにくい│たけしの本当は怖い家庭の医学

「たけしの本当は怖い家庭の医学」(080805放映)は
女性が恥ずかしくて受診しにくい病 スペシャル。

「便秘、痔、不正出血」など。
恥ずかしくて病院に行きにくい症状を放っておくと、病気が進行してしまうこともある、とのこと。

1)女性が恥ずかしくて受診しにくい病1「子宮頸ガン」 : この記事
2)女性が恥ずかしくて受診しにくい病2「嵌頓痔核(かんとんじかく)」 : 次の記事

子宮頸ガン について解説は
上坊敏子 医師
・社会保険 相模野病院 婦人科腫瘍センター長

たけしの本当は怖い家庭の医学 ゲスト患者は
五月みどり さん、高木美保 さん、西村知美 さん、青田典子 さん、鈴木紗理奈 さん、まちゃまちゃ さん、松井絵里奈 さん。
司会は
ビートたけし さん、渡辺真理 さん。


◆(症例)
 ・36歳、女性
 ・結婚して10年。
 ・共働きのため妊娠を考えていなかったが、考えるようになった。
 ─>(3カ月後)
 ・妊娠の機会にはまだ恵まれず。
 ・出産経験のある先輩に相談すると、「原因があるかもしれないので、一度、産婦人科で調べた方がいい」とのアドバイス。
 ─>内診台の上で脚を開く検査があるので、恥ずかしくて婦人科に行かなかった。
  ─>(1カ月後)
  ・妊娠徴候はなし。
  ・区役所から「子宮ガン検診」の案内が届いた。
  ─>「不妊症の検査も恥ずかしくていけないのに、ましてや子宮ガンの検診なんて」と受診しなかった。
   ─>(1年後)
(症状1)
 ・ピンク色のおりもの。
  ・その後すぐに生理が始まったので、気に留めなかった。
  ─>だが、生理が終わったあとも、おりものはピンクだった。
(症状2)
 ・不正出血
  ・次第におりもののピンクが濃くなり、はっきりした血の色に近づいているようだった。
  ─>まだ受診する気にはなれなかったが、夫から「不妊について、一緒に病院に相談してみよう」といわれ、産婦人科へ。
   ─>産婦人科での不妊の検査時、「子宮ガン検診」も一緒にできるとのことで、受けた。
    ─>(数日後)
     ・不妊検査の結果は問題なし
     ・だが、子宮頸がんの診断

子宮頸がん
 ・子宮の下部、子宮頚部(子宮の入り口付近)にできるガン。
 ・比較的無症状のうちに進行し、全身に転移、最悪の場合は死に至ることもある。
 ・死亡者数は2400人/年
 ・子宮上部にできる子宮体ガンと併せて、子宮ガンといわれるが、内容、発症原因は違う。
 「子宮体ガン」(子宮の奥の内膜にできるガン)
  ・50代以上に多い。
  ・原因は、女性ホルモンが関係
 「子宮頸がん」
  ・20〜30代に急増している。
  ・原因は、ウイルス感染(ヒトパピローマウィルス)

<子宮頸がん のウイルス
 ・子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルスによる感染が原因。
  ・ヒトパピローマウイルスは身近な菌で、2人に1人は一生に一度は感染するといわれている。
  ・性交渉により感染するので、経験のある人はだれでも感染の可能性がある。
  ・感染しても、ガンまで進行する人はごくわずか。
   ・免疫機能が正常な場合、9割の人は免疫機能でウイルスを撃退する。
   ・残りの1割の人はウイルスが撃退できず、感染し続ける「持続感染」の状態に。
   ─>さらに、そのうちの1割の人は「異形成(前ガン状態)」に進行。
    ─>この状態(異形成)から、徐々に「正常」に戻ることもある。
    ─>この状態(異形成)から、正常な細胞に戻らない人もおり、一部の人はガンに進行する。
   (「正常」─>(1割)「持続感染」─>(1割)「異形成」─>(わずか)「子宮頸がん」)
   (「正常」<─「異形成」に戻る場合もある)

(症例では)
 ・発見が遅れたため、ガンは2センチほどになり、直接出血していた。
 ─>ピンク色のおりものや不正出血の症状へ。
  ─>発見が遅れたため、子宮の全摘出手術が必要だった。
   (発見が早ければ、全摘出は避けられる)
 ・症例での早期発見のチャンスは、「子宮ガン検診
 ─>異形成か、ガンでも初期の段階で発見することが可能。
  ・子宮ガン検診では、ガンになる前の細胞の異変を、高い精度で発見できる
  ─>定期的に受診していれば、ガン化した場合でも、早期発見が可能。
   (早期発見の場合は、患部の一部だけを切り取り、子宮を温存することもできる)

子宮ガン検診 について
 ・日本では、子宮頸ガン検診の受診率が低い。
  ・アメリカ:82.6%
  ・フランス:74.9%
  ・イギリス:69.8%
  ・日本:23.7%
  (子宮頸ガン検診受診率)
  ─>子宮頸がんは、ガンの中でも、唯一予防が可能なガン
   (検診を受ければ、ほぼ100%防ぐことができる病気)
   ─>検診を受けることが大切

青田典子 さん:「検診、そういえばしていない。いろんなものが集まっている場所だから、出血があっても不正出血かどうか分かりにくいし、あまり使ってないから大丈夫かな、って」

◆子宮体ガン、子宮頸ガンの危険があるか 危険度チェック
上坊敏子 医師:「検診の代わりにはならないかもしれませんが、リスクがあるかどうかを、生活習慣から探ろうとする問診です」

子宮頸ガン、子宮体ガンについての問診
(監修:社会保険 相模野病院 婦人科腫瘍センター長 上坊敏子 先生)
 ・月経の有無に関わらず、該当するものをチェックする。
 1)喫煙の習慣がある。
 2)子宮ガン検査を受けたことがない。
 3)性交後に出血することがある。
 4)おりものに悪臭が伴う。
 5)おりものに血が混じることがある。
 6)月経以外に出血することがある。
 7)出産経験がない。
 8)肥満気味である。
 9)50歳以上である。

(出演者の結果)
 :すぐに婦人科で検診を受けたほうがいい人ランキング
 ・西村知美 さん:レッドゾーン。子宮頸がんについて、危険性がある。
 (─>この後のやりとり(おりもののニオイはひどくない、膣炎になりやすい、など)により、上坊敏子 医師「お話を聞いたところ、たぶん大丈夫でしょう」とのこと)

解説 : 上坊敏子 医師>
 ・問診1〜6までの項目 : 主として子宮頸がんに関するリスク。
  問診5〜9までの項目 : 主として子宮体ガンに関するリスク。
  (問診5、6は、両方に共通する質問)
 ・レッドゾーンの判定
  ・該当する項目が3つ以上の場合、レッドゾーン。
  ・他に、レッド質問(3〜6)に、1つでも該当した場合、レッドゾーン。
  ─>西村知美 さんは、4についてだけ「はい」だったのだが、4はレッド質問だったので、判定はレッドゾーンに。

(膣炎など)
西村知美 さん:「おりものは悪臭があるのが普通だと思っていたんですけど、他の人はないんですか?」
まちゃまちゃ さん:「人と比べることないからね」
上坊敏子 医師:「おりものは、ほとんど臭わないのが正常と思います。ガンがある程度大きくなると腐って、魚の内臓が腐ったような耐え難い臭いになります。また、細菌が入って膣炎を起こしている場合も、通常とはニオイが変わってきます」
西村知美 さん:「膣から菌を検出して、大事な部分はそれ用の除菌の洗浄剤も使って、指なども除菌して気をつけているんですけど、なかなか菌はなくならないんですね」
上坊敏子 医師:「菌が入りやすい人もいますし、その都度対応して治療する必要があります。まず、婦人科を受診するのが一番です」

◆子宮頸ガン 予防・早期発見には
:まず、受診
上坊敏子 医師:「出血があったらもう間に合わないということはなく、十分、局所的な治療で対応できることも多いので、まず受診することが一番です」
 ・定期的な受診が大切。
  ・1年に1度が基本。

上坊敏子 医師:「60〜70歳で、セックスの回数も少なくなってきて、それまでに定期的にがん検診を受けていて問題なかった、という人は、もっと(検診の)間隔を広げてもいい場合もあると思います」

感染の予防 については
 ・予防接種がある(ヒトパピローマウイルスのワクチンがある)。
 ・欧米ではすでに使用され、良い成績をあげている。
 ─>日本では、去年9月に申請済だが、認可はまだ下りていない。

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