冷え性 冷え症 | 健康 美容 ダイエット 館
冷え 改善・予防 高木嘉子 氏│主治医が見つかる診療所
主治医が見つかる診療所(080707 放映)の
夏の冷え について。
冷え性は万病の元。
「冷え症」は暑い夏につくられる。
高木嘉子(たかぎよしこ) 医師
・ヨシコクリニック 院長
・内科・小児科
主治医が見つかる診療所 担当医は
秋津壽男 医師(秋津医院 院長 内科)、新見正則 医師(帝京大学医学部附属病院 准教授 血管外科)、森智恵子 医師(シロノクリニック 恵比寿本院 副院長 皮膚科・産婦人科)、金武英 医師(梅丘内科 院長 内科・循環器科)、上山博康 医師(旭川赤十字病院 脳卒中センター長 脳神経外科)、南雲吉則 医師(ナグモクリニック 院長 乳腺専門)、姫野友美 医師(ひめのともみクリニック 院長 心療内科)、南淵明宏 医師(大和成和病院 院長 心臓血管外科)
主治医が見つかる診療所 ゲストは
磯野貴理 さん、IKKO さん、坂下千里子 さん。
主治医が見つかる診療所 司会は
草野仁 さん、東野幸治 さん、アシスタントは、磯山さやか さん。
◆冷え症 について
・女性の7割が冷えを感じている。
・冷えは夏に作られる。
・どこでも冷房が入っており、外では真夏の服装をしていても、中に入ったときガードするものを持っていない人が多い。
─>「冷え」が毎日続くと、冷えが溜まる。
・身体の体温調節機能が失われる。
・低体温、免疫力低下など。
(秋津壽男 医師)
・冷蔵庫も1つの原因と思う。
・50年前は冷蔵庫もクーラーもなく、打ち水をし、井戸で冷やしたスイカを食べるなどしていた。
この状態で、体温調節機能がきちんと働いていた。
(新見正則 医師)
・クーラーは、帰って来た人にちょうどいい温度にするから、ずっと中にいる人には低すぎる。
(出演者の冷え症と対策は?)
IKKO さん:首、腰が冷えるので、襟巻きと遠赤外線の下着の上から穿けるパンツ。
磯野貴理 さん:「ちなみに下着は女物なんですか? 男物なんですか?」
IKKO さん:「レディースよ」
磯野貴理 さん:末端冷え性なので、靴下、手袋をする。夏でも穿きたいくらい。
坂下千里子 さん:靴下や電気毛布。現在妊娠5カ月。
坂下千里子 さん:「身体が冷え性だと妊娠しにくいと聞いたので、鍼治療などに通って、無事妊娠できました」
◆冷えは万病の元
・冷えの最初の症状は、風邪のような症状。
─>めまい、むくみ、眠れないなどの症状。
・このときは具合が悪くても、原因がはっきり分からず、ドクターショッピングを繰り返す人も多い。
・検査をしても、数値に引っ掛からない。
・症状が進むと、高血圧、糖尿病、動脈硬化、メタボリック症候群などの病気にもつながる。
・冷えが原因の一つになる病気 例
・動脈硬化 ・糖尿病 ・肩こり ・腰痛 ・頭痛
・更年期障害 ・カゼ ・神経痛 ・不眠症 ・メタボリック
・肥満 ・心筋梗塞 ・骨粗しょう症 ・倦怠感
・不妊症 ・花粉症 ・めまい ・耳なり ・むくみ
(姫野友美 医師)
・冷えは心にも悪い影響がある。
・冷えから、落ち込み、イライラ、過呼吸などの症状が出ることがある。
・冷えから心の症状が悪くなり、心の症状からより冷える、という悪循環になる。
高木嘉子 医師:「冷えると心まで冷えてしまう。やりたくない症候群から、やってもらいたい症候群になって、心ブスになる」
◆男性の冷え症 は?
東野幸治 さん:「男は冷え症になりにくいと聞きますが?」
新見正則 医師:「冷え症外来をしていますが、患者さんの2割が男性です。冷え症という概念が公になってきて、男性も冷えを認識して増えたのかもしれませんが」
東野幸治 さん:「IKKO さんは、どうなんですかね?」
IKKO さん:「身体は、女だと思うと女の身体に近づいていくの」
新見正則 医師:「冷えは、本人が冷えると思ったら『冷え症』 確定診断なので」
東野幸治 さん:「じゃあIKKO さんは、女性になりたいと思っているから冷えてるって思ってんじゃ?」
◆冷え症 対策
(「どこを温めるか?」アンケートでは?)
1位)足:44人
2位)手:33人
3位)膝:19人
4位)全身:15人
5位)お腹:6人
<正しい改善は?>
:お腹を温める
・冷えている部分だけを温める対症療法では、冷えを良くする根本解決にはならない。
・三臓六腑を温めることがポイント
<三臓六腑>
・五臓六腑(人間の臓器全体)のうち、心臓と肺を除いた三臓六腑。(お腹部分の臓器)
・三臓六腑は、食物をエネルギーに変えて全身に送る役割がある。
─>冷えて異常があると、全身の機能が低下。倦怠感、疲労などの症状が出る。
(南雲吉則 医師)
・西洋医学でも同じことがいえる。
・体温調節の中枢は脳と内臓だが、脳を温めてしまうと、熱中症のような症状が出る。
─>内臓を温めると、末梢血管の循環が良くなって、手足が温まる。
(南淵明宏 医師)
・血流が多いところは、心臓や脇の下。
・血液の温度を上げたいときは、脇の下などを温めるとよい。
・お腹には血液があまりいかないので、一度冷えると温まりにくい。
(森智恵子 医師)
・お腹の冷えは妊婦に悪く、切迫早産などにもなりやすい。夜にお腹が張って救急外来に来られる患者さんも、冷えていて、温めて良くなることがある。
(金武英 医師)
金武英 医師:「女子高生がことごとく冬でも夏でもミニスカートを穿いていて、あれは将来の母体の健康のためには、強権を持ってやめさせるほうがいいと思うんですが」
高木嘉子 医師:「夏でも冬でもルーズソックスがあって、あれは息が長いですね。足が冷えないようにという防衛本能だと思います」
◆冷え症改善:お腹を温める−1
:「腹巻き」
・最近は、おしゃれで、カイロ用ポケットがついているものや、夏用のものがある。
<選び方>
1)素材
・薄くて肌触りの良いもの。
(シルク(絹)は、通気性がよく、着け心地もよいのでオススメ)
2)長さ
・縦長で、お腹の上から下までをすっぽり覆えるもの。
・パンツと一体型のものは、腰、お尻も冷えない。
◆冷え症改善:お腹を温める−2
:「腹式呼吸」
・腹式呼吸は、横隔膜を使ってする呼吸。
・多くの酸素を身体に取りこめるので、新陳代謝が高まり、血液循環を促進する。
・スポーツ吹き矢は腹式呼吸を使うスポーツ。
・スポーツ吹き矢で、冷え症が治った人も。
・的は10メートル先なので、腹式呼吸でないと矢が飛ばせない。
<腹式呼吸のやり方>
1)お腹に手を当てる。
2)口から息を吐きながら、お腹をへこませる。
3)鼻から息を吸いながら、お腹を膨らませる。
・1日5分で効果がある。
<初心者は>
・仰向けに寝て行うと、腹式呼吸になりやすい。
<腹式呼吸 練習の仕方>
1)長めのタオルをお腹に巻いて前で交差させ、端を左右の手で持つ。
・タオルの中央を背中の中央に当て、端を前に回す。
・お腹の前で交差させ、左脇から来た端を右手で持ち、右脇から来た端を左手で持つ。
2)仰向けに寝て、息を吐きながら、タオルを締める。(腹部がへこむ)
3)息を吸いながら、タオルを緩める。(腹部が膨らむ)
・痛いと感じる場合は、すぐに止める。
◆冷え症改善:お腹を温める−3
:「陽の食べ物を食べる」
・食べ物には、陰の食べ物(身体を冷やすもの)と、陽の食べ物(身体を温めるもの)がある。
・陽の食べ物を摂って、身体の中から温める。
南淵明宏 医師:「中国の人には染み付いている考えで、子供のときから陰の食べ物、陽の食べ物を教えられている。中国料理のコースなども、陰陽のバランスを考えて出てくる」
・陰:水分と冷が特徴:葉野菜、夏野菜など。
・陽:乾燥と熱が特徴:根菜、肉、魚など。
<陰陽、食べ物クイズ>
「どちらが、陽の食べ物でしょうか?」
Q.カレー、赤飯
A.赤飯
・カレーは香辛料を多く使っているが、汗をかかせて、身体の中の熱を取ろうとするもの。
・インドなどの暑い地域でよく食べられる。
・赤飯のもち米は、身体を温める。
Q.緑茶、ほうじ茶
A.ほうじ茶
・緑茶は身体を冷やすが、茶の葉に熱を加えて加工することにより、ほうじ茶は陽の性質に変わっている。
・熱を加える、乾かす、などによって陽の性質に変わったものには、切干大根、ドライフルーツなどがある。
(南雲吉則 医師)
・緑茶に含まれるタンニンは、ハマキガという害虫の消化吸収を阻害する毒物。
─>それを人間が、消化吸収を阻害する成分でダイエットなどに利用している。
─>もともと緑茶は身体を冷やすためのもの。
Q.チョコレート、煎餅
A.煎餅
・チョコレートは南で穫れる。
・砂糖も冷やす作用。
・煎餅は米と塩で、温める作用。
・精製した砂糖は特に陰の性質が強い。
・ハチミツなどの天然の甘味成分は、比較的冷やさない。
<陰陽 食べ物の見分け方 ポイント>
1)生産地
・暑い地方(南国):陰
・寒い地方(北国):陽
2)味
・甘い:陰
・塩辛い:陽
3)育ち方(野菜)
・土を境に上(葉野菜など):陰
・土を境に下(根菜など):陽
(その他)
・ビールは陰(冷蔵庫で冷やすとさらに、身体を冷やしてしまう)
・アルコールは基本的に陰だが、赤ワイン、日本酒は冷やす作用が少ない。
高木嘉子 医師:「赤ワイン、日本酒は冷やして飲むものではありませんね」
南雲吉則 医師:「中国の奥に行った時、ビールも冷やしていませんでした。オレンジジュースも温かくして出てきましたよ」
坂下千里子 さん:「妊娠してから、チョコレート1袋とか食べてしまうようになったんですけど」
高木嘉子 医師:「子供は火の玉といわれるように、熱いから。体が熱いので、冷えるようにしたいという要求でしょう。食べ過ぎると、出産後、冷えの冷え子さんになってしまいます」
◆陽の料理「せごし」(南雲吉則 医師オススメ)
(材料)
・アジのたたき2尾(季節の魚なら何でもよい)
・キャベツ4枚 ・にんにく1片 ・味噌大さじ2
・しそ8枚 ・青トウガラシ1/2本
・生姜1片 ・玄米ごはんお茶碗1杯分
(作り方)
1)魚を細かくたたいて、たたきにする。
2)青唐辛子、しょうが、ニンニクを薄切りにする。
3)キャベツを湯通しする。
・陰の性質を、陽にする。
4)キャベツの葉を広げ、シソ、味噌、玄米ご飯、たたき、生姜、ニンニク、青トウガラシを載せて、巻いて食べる。
◆冷え症改善:お腹を温める−4
:「漢方薬」
「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)
・血行促進。身体を芯から温める。
・桂皮、芍薬、大棗、生姜、甘草、当帰、木通、呉茱萸、細辛
・600ccの湯で1時間ほど煎じて、300ccほどにし、1日3回に分けて飲む。
・エキス剤があり、たいてい38番、という番号がついている。
・保険がきくので、専門医に処方してもらうこと。
(漢方は体質(証)によって薬が違うオーダーメイドなので、専門医に診てもらうこと)
「附子」(ぶし)
・トリカブトの根からつくられる。
新見正則 医師:「人を殺すような作用はほとんどない」
磯野貴理 さん:「ほとんど、って」
新見正則 医師:「ま、ものすごく沢山摂れば、ね」
(漢方で使う附子は、火で熱し、乾燥させ、毒を除く工程を経ている)
・附子は、身体を温める漢方の王様。
・口にすると全身の神経が麻痺し、ブスッとした表情になることが、この名前の由来という説もある。
・専門施設で処方してもらうこと。
◆冷え症治療に力を入れている医師
・川嶋朗(かわしまあきら)医師
・東京女子医科大学付属 青山自然医療研究所クリニック
・統合医療による、冷え症治療
(統合医療とは)
・西洋医学、東洋医学、自然療法(アロマテラピー、音楽療法など)を統合した医療
・5年前、大学病院としては初めて、統合医療によるクリニックを設立した。
・冷えに関する著書多数。講演依頼も殺到。
<治療の方法論の3本柱(川嶋朗 医師)>
1)体の中から温める。
・食事の指導。治らない場合は、漢方薬の処方
2)体の外から温める。
・服装の指導、湯たんぽ、鍼灸など。
3)心を温める。
・カウンセリング
<冷え治療のモットー(川嶋朗 医師)>
・お金をかけない。
・単純に。
・無理なく。
1)両手を、第一関節を合わせて組み合わせる。
2)軽く両手を丸める。
・中に生卵が1つ入っていて、それを維持するくらいの力加減。
3)そのままの形で、自然にしておく。
・電車、タクシーの中で座っているときも、家でくつろいでいるときも。

