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腎不全 メタボリック│たけしの本当は怖い家庭の医学

「たけしの本当は怖い家庭の医学」(080603 放映)は
腎臓の病気について。
メタボリックシンドロームの人は、腎臓の病になるリスクも高い、とのこと。

1)メタボから腎不全になった症例 : この記事
2)慢性腎臓病から心筋梗塞になった症例 : 次の記事
「本当は怖いメタボリックシンドローム」
「本当は怖い腎臓病」

腎臓病 についての専門医は
塚本雄介(つかもとゆうすけ) 医師
・秀和綜合病院 副院長 腎臓内科
・日本腎臓学会 専門医、指導医、評議員

たけしの本当は怖い家庭の医学 ゲスト患者は
太田房江 さん、ガダルカナル・タカ さん、村上ショージ さん、山田邦子 さん、武藤敬司 さん、ほっしゃん。 さん、川村ゆきえ さん。
司会は
ビートたけし さん、渡辺真理 さん。


◆メタボリックシンドロームとは
 ・腹囲が
  ・男性:85センチ以上
  ・女性:90センチ以上
 であることに加えて
  ・血圧
  ・血糖
  ・中性脂肪、HDLコレステロール
 のうち、いずれかの値が異常であることにより、診断される。
 ・メタボリックシンドロームであると、重大な病気になりやすいことが分かっている。

渡辺真理 さんの
「メタボと診断されたことはありますか?」
の質問に、
太田房江 さん(56歳):「お試しでメタボ診断をやらされたら、メタボだった」
山田邦子 さん:「腹囲って、ウエストじゃないんだよね。ウエストより下だから大きくなる」
村上ショージ さん:「健康診断は一度も受けたことがない。でも絶対悪いと思う。毎朝、チャーハン食べてますもん」

◆(症例)
 ・50歳、女性
 ・料理が得意で、お手製の焼き肉のタレが好評のため、焼き肉パーティーが年中行事のようになっていた。
 ─>体重が増え、メタボ検診に行くと、
  ・血圧:ちょっと高め、HDLコレステロールの値:やや悪い。
  ・血糖値と中性脂肪は正常範囲内
  ─>メタボリックシンドロームと診断
   ・「血糖値と中性脂肪は正常範囲だし、メタボといっても少し太っただけ、大したことはない」と思った。
(症状1)
 ・足のむくみ
  ・夕食の買い物に行こうとしたとき、靴が入らなかった。
 ─>(翌日)
(症状2)
 ・体のだるさ
  ・動く気力がない。
  ・少し休むと楽になってダルさが取れたため、気にしなかった。
  ─>(その日の深夜)
(症状3)
 ・多尿
  ・滅多にないことだが、夜中に2回もトイレに起きた。
   ─>(その後何日も)
(症状4)
 ・頻尿
  ・その後も何日も、夜、トイレに多く行くようになった。
  ・夫に相談したが、「年だろう」と言われ、「そうね」と納得。気にしなかった。
    ─>(3カ月後)(ムクミやだるさを感じ始めてから)
(症状5)
 ・だるさが取れない。
  ・いつもはちょっと休めばだるさが取れるのに、だるさが治らない。
     ─>(翌日)
    ・翌日もだるいまま。
(症状6)
 ・朝から足がむくむ。
  ・以前は、足がむくむのは夕方からだった。
  ・1日中、足のむくみが治らない。
  ─>病院へ
   ─>医者:「腎臓がほとんど機能していません」
    ─>「 腎不全
     ─>毎週3回の人工透析治療

腎不全
 ・腎臓の機能が低下し、血液中の老廃物を排泄できなくなる病気。
 ・全身の血液を機械でろ過する、週に3回の人工透析が必要になる。
 ・年齢とともに、機能は低下していく。
 ・症例の場合の、急激に腎臓の機能が低下した要因は「メタボリックシンドローム」

(最近の調査では)
 ・メタボリックの人は、そうでない人に比べて、慢性腎臓病になる危険性が2.2倍。

(メタボリックシンドロームから腎不全に)
 ・高血圧、高血糖の状態が続き、全身の血管で動脈硬化が起こる。
 ─>腎臓の血管でも動脈硬化が起こる。
  ─>腎臓の糸球体(血液をろ過する腎臓の細い血管)でも動脈硬化が起こり、腎臓のろ過機能が低下する。
 ・症例の場合は、腎臓機能は60%以下に低下
 ─>最近、この状態に付けられた新たな病名=「慢性腎臓病」
 ・慢性腎臓病は、日本で急増中。腎機能が60%以下に低下している人は、1100万人と言われる。
 (新たな国民病として注目されている)

<腎臓の病気の症状>
 ・腎臓は「沈黙の臓器」といわれ、腎機能が60%になったくらいでは症状は出ない。
 ・症例の場合も、約30%に腎機能が低下して、「足のむくみ」の症状が出た。
 ─>さらに腎機能が低下し、「多尿」「頻尿」、赤血球の不足による「だるさ」の症状へ。
  ─>病院に行ったときには、腎機能は15%以下。回復不能なレベルにまで低下していた。
   ─>週に3回の透析治療を行う。

<腎臓の働き>
 ・血液をろ過して、余分な老廃物、塩分を取り除く。
 ・赤血球を作るホルモン「エリスロポエチン」を作り、全身に酸素を行き渡らせる。
 ・血圧を調整する。

太田房江 さん:「飲酒で足がむくむのだと思っていました」

腎臓の機能チェック
:血液検査
 ・クレアチニン(CREA)の値を検査
 ─>推定糸球体ろ過量計算式(日本腎臓学会)により、計算。
  :eGFR(mL/分/1.73m2)=194×Cr-1.154×Age-0.287 ×0.739(女性の場合)
  (日本人の糸球体濾過量(GFR)推算式 *Cr:酵素法で測定した血清クレアチニン量)

(※参考:値を入れると計算ができるサイトもあります)
 「腎臓の働き(GFR(糸球体ろ過量))を推算
  :カシオ計算機株式会社による、「高精度計算サイト」
 など。

<診断>
 糸球体ろ過量
 ・90未満:軽度の腎機能障害:慢性腎臓病予備軍
 ・60〜89:将来、腎不全になる危険性が高い:慢性腎臓病

塚本雄介 医師:「60〜89の値の人は、生まれながらに元々腎臓の機能が低い場合もあるので、病気であるとは限らないが、病気が隠れている可能性もある」
ガダルカナル・タカ さん:「尿路結石がなるので、それで悪く出るかもしれない。その分負けてもらえませんかね?」
塚本雄介 医師:「尿路結石は慢性腎臓病の原因になるので、より詳しく調べた方がいいですね」

(出演者の結果)
太田房江 さん : 88.6 : 「慢性腎臓病予備軍」
村上ショージ さん : 93.7
ガダルカナル・タカ さん : 70.4 : 「慢性腎臓病予備軍」
山田邦子 さん : 77.4 : 「慢性腎臓病予備軍」
武藤敬司 さん : 66.5 : 「慢性腎臓病予備軍」
川村ゆきえ さん : 96.2
ほっしゃん。 さん : 73.4 : 「慢性腎臓病予備軍」
─>5人がレッドゾーン。

太田房江 さん:「年齢が違っても同じ値で診断されるのは、長く生きてきたのに……」
塚本雄介 医師:「計算式は、年齢も加味して計算してあります」

<解説:塚本雄介 医師>
 ・それぞれの原因が血液検査で出ている。
(太田房江 さん)
 ・メタボリックシンドロームなので、これが原因と思われる。
(ほっしゃん。 さん、山田邦子 さん)
 ・血糖値が高い。
(ガダルカナル・タカ さん)
 ・中性脂肪が高め

塚本雄介 医師:「血糖値が高いことで考えられる原因は、糖尿病」
 ・糖尿病は腎臓を悪くする一番の原因
 ・人工透析になる原因の1位が糖尿病。

山田邦子 さん:「透析は女性よりも男性によく聞くのでは?」
塚本雄介 医師:「とんでもないです。女性に激増しています」
塚本雄介 医師:「ガダルカナル・タカ さんの中性脂肪は、糖分などが原料でできる脂肪で、カロリーの高い食事が原因」

「腎機能の回復は?」
 ・腎機能が60以上あるので、回復する可能性は高い。
 ・これ以上悪くならなければいい。
 ・生活習慣の飲み過ぎ、食べ過ぎなど、とにかく「過ぎ」を無くすこと。

(村上ショージ さんについて)
 ・腎機能は現在は正常値だが、このまま行くと、早急にレッドゾーンどころか、その先へ行く危険がある。
 ─>血糖値がかなり高めであるため。
  ─>「一度、ぜひ、糖尿病の精密検査を受けた方がよい」

<参考リンク>
腎臓の働き(GFR(糸球体ろ過量))を推算
 :カシオ計算機株式会社による、「高精度計算サイト」
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