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睡眠 レム睡眠行動障害│たけしの本当は怖い家庭の医学
「たけしの本当は怖い家庭の医学」(080513 放映)は
睡眠 についての「睡眠 スペシャル」。
睡眠時の寝言が、病気のシグナルであることがある、とのこと。
1)レム睡眠行動障害 : この記事
2)睡眠不足症候群 : 次の記事
睡眠についての専門医は
内村直尚 教授
・久留米大学 医学部 医学科 神経精神医学講座
たけしの本当は怖い家庭の医学 ゲスト患者は
朝丘雪路 さん、岸部四郎 さん、笑福亭笑瓶 さん、松居直美 さん、FUJIWARA 藤本敏史 さん、FUJIWARA 原西孝幸 さん、金田美香 さん。
司会は
ビートたけし さん、渡辺真理 さん。
渡辺真理 さんの
「寝ているとき、寝言はどうですか?」
との質問に
朝丘雪路 さん:「死んでるみたい、とよく言われる」
(死んだように、静かに眠る)
FUJIWARA 藤本敏史 さん:「大きい声で寝言を言います。『わーい、サッカーボールがいっぱいやー』とか。自分では分からない」
FUJIWARA 原西孝幸 さん:「(藤本さんは)はっきり言う。以前に、『ヒザ、ヒザ、ヒザ、それヒザやー』って」
岸部四郎 さん:「寝言よりも、うなされるほうが多いですね。サイレンみたいなうなされ方。う〜〜って」
◆(症例):実際の患者さんの例
・53歳の夫婦。
・53歳の夫に6年前(47歳のとき)発症。
・現在の寝室に、発症の跡が残っている。
・仕切り戸のガラスをアクリル板に替えてある。
・ガラスの部分は内側に飛散防止のフィルムを貼ってある。
─>怪我をしないように、対処したもの。
(この病気は、本人やパートナーを傷つけてしまう恐れがある)
(経過)
・2002年4月に、長年勤めていた経理部から人事異動で、営業部へ。
・慣れない仕事と人間関係、残業で、疲れとストレス。
─>(異動から1カ月後)
(症状1)
・寝言をいうようになった。
(奥さんは「特別という感覚はなかった」)
─>(2カ月後)
・寝言は続いていた。
・奥さんは、気に留めず、仕事で疲れていると思っていた。
(症状2)
・妻の足を蹴る。
起こすと、
旦那さん:「サッカーしている夢を見た」
(奥さん:「最初から突然、すごい力で蹴られた」)
─>(その後も)
・奥さんは叩かれたり蹴られたり。
・本人は覚えていないので、聞いても「他人事のように感じる」とのこと。
(症状3)
・はっきりとした大声の寝言。「バカヤロウ!」
─>(寝言をいうようになってから、5カ月後)
(症状4):残業で終電に近い時間に帰宅。
・「ワーッ!」と叫んで、奥さんに殴りかかる。
起こすと、「ライオンを振り払おうとした」
(ライオンと戦う夢)
─>(1週間後)
・奥さんが、新聞記事で「夢の中の体験が行動に現れる病気」の記事を読んだ。
─>(翌日)
・睡眠外来へ。
・「レム睡眠行動障害」
─>(現在は)
・投薬治療で、ほとんど症状は出なくなっている。
<レム睡眠行動障害とは>
・夢の体験が、そのまま言葉や行動になって出てくる。
・原因ははっきりしていない。
・真面目でストレスを溜めやすいタイプの人に発症しやすい、といわれている。
・ある調査によると、国内の推定患者数は12万人。
そのうちの8割が50代以上の男性との報告。
・本人や周囲の人の大怪我につながるので、早期発見、治療が必要。
<睡眠>
・通常の眠りは、レム睡眠とノンレム睡眠をくりかえしている。
・レム睡眠:眠りが浅く、夢を見る睡眠。
・ノンレム睡眠:眠りが深く、夢を見ない睡眠。
・通常、レム睡眠時は、脳から身体への命令が遮断されているので、寝言も身体を動かすこともない。
・ノンレム睡眠の時は、夢を見ていないが、このときは脳からの命令が遮断されていないので、寝言や動くことがある。
─>
(レム睡眠行動障害の場合)
・脳幹部の機能が低下し、レム睡眠中に脳の命令が体に伝わる。
─>見ている夢の内容に一致した言葉、行動が現れる。
<レム睡眠行動障害の見分け方>
・ポイント:悪夢による寝言や行動をしているか、していないか。
◆ゲスト患者 検査
:「夢をよく見る人は?」
・岸部四郎 さん、笑福亭笑瓶 さん、金田美香 さん、FUJIWARA 原西孝幸 さん。
:「普段よく見る夢は?」
(それぞれ、ボードに絵を描いて説明)
金田美香 さん:「邪悪なもの、怖いものから逃げて、逃げ回っていると雲みたいなところの隙間からストンと落ちて、自分のベッドに落ちる。落ちるときの感覚が身体にある。落ちるときの叫び声に驚いて起きることがある。『ワー』『キャー』とか。起きたときに、どこに落ちたのか、自分のベッドなのか確認する」
FUJIWARA 原西孝幸 さん:サルが紐にぶら下がっている絵。
ビートたけし さん:「これは、子供のときの記憶じゃあないの?」
FUJIWARA 原西孝幸 さん:「違います。この夢、月に1回くらい見るんです。実家がマンションの8階なんですけど、玄関がドンッドンッてなって、玄関の覗き穴から覗いてみると、北京原人みたいなのが叩いているんです。木みたいなのを持っていて、怖いから『8階だけど、ベランダ伝いに隣の家へ逃げよう』と思ってベランダに逃げると、上からこれが(紐にぶら下がった北京原人)落ちてきて、もう駄目だ殺されそう、で目覚めるんです」
笑福亭笑瓶 さん:「夢は覚えてない。寝言は長い寝言をはっきり言うらしい。自分では覚えていないけど、嫁がいうのには、ゴルフやってたんやろなー。『おはようございまーす』から始まって、ゴルフ場に行って(寝言で)、『ファー! 左の林ですね。あそこはちょっと危ないですよ。OBありますからね』『ちょっと危ないですよ。ターザン出てきますから』って。物語になってるん」
岸部四郎 さん:「年末にお金がなくなって、姉のところへ身を寄せたんですけど、甥がたくさんいるんです。お年玉どうするか悩んでて、その夜に、ものすごいうなされた。あまりにウーウー言っているから姉が起こして」
◆ゲスト患者 寝言、睡眠の診断(内村直尚 医師)
・レッドゾーン(レム睡眠行動障害になる可能性がある人)は
岸部四郎 さん、金田美香 さん、FUJIWARA 原西孝幸 さん。
◆レム睡眠行動障害 特徴
・レム睡眠障害の特徴は「争う、襲われる」などの夢。
・寝言で目覚めるということは、夢の内容と一致しているので、レム睡眠行動障害の可能性がある。
・原因ははっきり分からないが
・ストレス
・アルコール
・不規則な生活習慣(寝る時間が一定でない、など)
で、症状を惹き起こしたり、症状が悪化する。
・年齢とともに、症状はひどくなる。
・レム睡眠行動障害の患者さんの6割が、大怪我をしている。
・ライオンから走って逃げるなどの夢と一致した行動を、実際に行ってしまうため、逃げるときは寝室の中を逃げて壁やタンスにぶつかる。
─>頭蓋骨骨折などの大怪我をする人もいる。
─>早く病院で検査をし、治療を受けることが必要。

