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線維筋痛症│たけしの本当は怖い家庭の医学
「たけしの本当は怖い家庭の医学」(080415 放映)の
家庭でできるレディース人間ドックスペシャル 続き。
1)産婦人科:尿漏れ
2)整形外科:変形性膝関節症
3)特別診察室:線維筋痛症
4)耳鼻咽喉科:メニエール病
のうち
3)特別診察室:線維筋痛症 について。
線維筋痛症 の専門医は、
西岡久寿樹 教授
・聖マリアンナ医科大学 難治病研究センター長
たけしの本当は怖い家庭の医学 ゲスト患者は、
中村玉緒 さん、十朱幸代 さん、小林幸子 さん、榊原郁恵 さん、斉藤慶子 さん、杉本彩 さん、千秋 さん、山本モナ さん、辺見えみり さん、鈴木紗理奈 さん。
司会は、
ビートたけし さん、渡辺真理 さん。
◆(症例)
:53歳、女性。
・16歳のときに発症し、病気が判明するまで、30年以上がかかった。
・現在も手首に包帯を巻いているが、皮膚に服の袖が触れただけで、激痛がするため。
・激痛は、「骨髄の中に火薬を詰め込んで、爆発させたような感じ」。24時間激痛が続く。
(38年前:1970年)
(症状1)
・高校の体育の授業で跳び箱を飛び、着地したとたん、両足に激痛。
(骨が折れたかも? と思うような)
─>(病院へ)
・レントゲンを撮っても、骨には「異常なし」
・痛み止めの薬を飲み、炎症を抑えるための湿布薬を貼っても痛みはまったく治まらず。
(症状2)
・激痛はまったく治まらないまま。
─>(半年後)
・両足を切断未遂。(列車に足を轢かせて、切断してしまおうと思った)
─>(2年後)
・上京して、大学病院を回って検査を受ける。
─>「異常なし」の診断ばかり。
─>(発症から3年後)
(症状3)
・両腕にも激痛。
─>(発症から30年:2000年)46歳のとき
(症状4)
・痛みで手足が動かせず、寝たきりの状態に。
(入院で命をつないでいる状態)
・「線維筋痛症」と「慢性疲労症候群」の可能性がある、との診断を受ける。
─>(ネットで情報を調べて、専門医を訪問)
─>(発症から32年:2002年)
:「線維筋痛症」と診断。
<線維筋痛症>
・関節や筋肉に激痛を感じる病気。
・命を失う危険はないが、痛みにらり、日常生活に支障が生じる。
・新しい病気:1990年にアメリカで診断基準が決まり、日本では2003年に厚生労働省が研究班を立ち上げ。
・推定患者数(予備軍も含め)約200万人。その8割以上が女性。
・最大の特徴は全身の痛み=脳が勝手に発信している痛み。
・脳の中の誤作動による痛みのため、レントゲン、血液検査、血管造影検査などの検査では、「異常なし」と診断されてしまう。
<脳が痛みを感じるメカニズム>
・身体の刺激─>神経から脳の「視床下部」へ─>「痛み」の感覚が認識。
─>下垂体からセロトニンなどが分泌─>痛みを抑制する。
(「線維筋痛症」の場合)
・セロトニン量が減少し、痛みを抑えることができなくなる。
─>刺激が10倍、100倍に増幅されて伝わる。
(原因は定かではない)
・小さな痛みが激痛に感じられるため、線維筋痛症の患者さんは「ガラスの破片が身体中を流れる」「高電圧を身体に流された」と表現。
(線維筋痛症のきっかけ)
・外傷(交通事故、跳び箱の着地などの衝撃、怪我、手術など):半数
・度重なるストレス:半数
と考えられている。
(線維筋痛症の治療)
・発病から3年以内に適切な治療を受ければ、回復の見通しが立つようになってきた。
(症例の患者さんの場合も、投薬とリハビリを続けている)
◆線維筋痛症 研究について
・西岡久寿樹 教授は3年前に番組に出演し、線維筋痛症についての説明を行っている。
その後の研究で、
・痛みのメカニズムが分かってきた
・多くの患者さんがいることが分かってきた。
現状は
・専門医が少なく、的確な診断と治療ができないという問題点がある。
◆線維筋痛症 チェック
・線維筋痛症は、何気ない症状から発症することも多い。
(ひどい肩こり、下痢、過敏性大腸炎などから発症する患者さんも)
─>肩こり、腰痛を放置していて、全身の激痛の症状へとつながることも。
・線維筋痛症の患者さんには、身体を指で押したときに、共通して痛む点がある。
=圧痛点(この圧痛点を押して、痛みがひどいかどうかをチェックする)
<圧痛点チェック>
1)2人1組になる。
2)相手の圧痛点を、爪先が白くなるくらいの強さで押す。
(圧痛点は全部で18箇所)
(1平方センチあたり4キロの強さ(爪の先が白くなるくらい))
3)我慢できないような痛みが何カ所あるか、チェックする。
(痛みの強さは自己判断で)
※圧痛点の診断は通常、専門医が行うので、押してみて不安を感じた場合は、医師に相談すること。
<圧痛点の位置>
:身体の9つの部位、左右1つずつで、18箇所。
1)頭部:首をまっすぐにして、後頭部の下、うなじの髪の毛の生え際あたり。左右
2)頚部:鎖骨の上の部分。左右
3)肩:肩の尾根の、一番高い骨の部分。左右
4)胸部:鎖骨の付け根の少し下。左右
(喉の中心線を下ろしてくると、喉仏の真下6〜7センチのところに窪み。その左右2〜3センチのところに丸い骨の付け根の出っ張り。そこが鎖骨の付け根なので、その少し下)
5)ひじ:ひじから5センチ離れたスジの部分。
(肘の中心から反対の指先で、腕の前側を通って体側に指を這わせていき、一度山を越えた(腕を下ろしたときに正面が山に当たる)スジの部分)
6)膝:膝から少し上の、太ももの内側部分。やわらかい部分。
7)背中:肩甲骨の真ん中より少し下の部分。
8)腰:腰の後ろ、骨盤の一番上の骨の部分。
9)足の付け根:お尻の真横の、骨が一番出っ張っている部分。
(診断基準)
1)18カ所の圧痛点のうち、11カ所以上に「痛み」があると、レッドゾーン。
(ゲスト患者の診断結果)
・鈴木紗理奈 さん:2、3、4、5、7、8、9の圧痛点について、左右とも「痛み」
・千秋 さん:2の圧痛点は片側のみ「痛み」、3、5、7、8、9については、左右とも「痛み」
・榊原郁恵 さん:6の圧痛点は右側のみ「痛み、5、9については、左右とも「痛み」
・斉藤慶子 さん:9の圧痛点に「痛み」
─>・鈴木紗理奈 さん:14カ所:レッドゾーン
・千秋 さん:11カ所:レッドゾーン
(鈴木紗理奈 さんと千秋 さんは押されたときの痛みがひどく、「痛いーっ!」と叫んでおり、他の出演者の「押されると気持ちいい」という反応とは対照的。
鈴木紗理奈 さんと千秋 さん:「えーっ? みんな、なんで痛くないの?」)
千秋さん:「マッサージ、エステ、指圧などに行ったことがなくて、人に身体を触られるのに慣れていないから、ということは?」
西岡久寿樹 教授:「基本的には関係ないと思います」
◆線維筋痛症 の判断
1)圧痛点18カ所のうち、11カ所以上に「痛み」があり、圧痛点の痛みが3カ月以上続いている。
2)1の条件に当てはまり、加えて、以下の「線維筋痛症の患者さんによくある症状」7項目のうち、4項目以上に長期間当てはまっている。
─>この場合は「膠原病」「リウマチ内科」などの、「線維筋痛症」を扱っている専門医に相談する。
(病院では、その他「関節リウマチや膠原病がない」かどうかもチェックする)
◆線維筋痛症の患者さんによくある症状
1)よく頭痛がする。
2)疲労感がある。
3)首から肩等に痛みがある。
4)よく眠れないことがある。
5)目や口が乾きやすい。
6)よく下痢や便秘 腰痛がする。
7)うつ状態になることがある。
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