物忘れ 認知症 | 健康 美容 ダイエット 館
物忘れ 認知症│主治医が見つかる診療所
物忘れについて
「主治医が見つかる診療所」(080317放映)で紹介。
危険な物忘れ(病気からの物忘れ)と、
危険ではない物忘れ(老化からの物忘れ)についての
情報を紹介していました。
物忘れ についての専門医は、
米山公啓 医師
・米山医院 副院長 神経内科
・脳に関する著書は100冊以上
主治医が見つかる診療所の担当医は、
金武英 医師(梅丘内科 院長 内科・循環器科)、南淵明宏(大和成和病院 院長 心臓血管外科)、秋津壽男 医師(秋津医院 院長 内科)、新見正則 医師(帝京大学医学部附属病院 准教授 外科)、森智恵子 医師(シロノクリニック 恵比寿本院 副院長 皮膚科・産婦人科)、南雲吉則 医師(ナグモクリニック 院長 乳腺専門)、上山博康 医師(旭川赤十字病院 第一脳神経外科部長 脳神経外科)、姫野友美 医師(ひめのともみクリニック 院長 心療内科)
主治医が見つかる診療所 のゲストは
高橋英樹 さん、瀬川瑛子 さん、城戸真亜子 さん、磯野貴理 さん、勝俣州和 さん。
司会は、
草野仁 さん、東野幸治 さん、アシスタントは、磯山さやか さん。
◆物忘れの経験 アンケート
:街で聞いたアンケート
1位)人の名前が出てこない。
2位)リモコンやメガネなど、物を置いた場所を忘れる。
3位)今、何をしようと思っていたのか、忘れる。
4位)外出時、ガスや電気を消したかどうか、忘れる。
<人の名前について、調査>
:アンケート1位だった「人の名前が出てこない」について、パネルで芸能人の顔写真を見せ、名前を言えるかどうかの調査。
(高橋英樹 さん、瀬川瑛子 さん、城戸真亜子 さん、磯野貴理 さん、勝俣州和 さん、東野幸治 さんの顔から、名前が出てくるか)
正解率は、
・10代:80%
・20代:74%
・30代:79%
・40代:74%
・50代:37%
・60代:30%
・70代:40%
(※この調査では、50代から正解率がガクンと落ちている)
(高橋英樹さんの写真を見て)
女性:「桃太郎よ、桃太郎」(桃太郎侍のこと)
スタッフ:「名前は?」
女性:「桃太郎でいいわよ」
◆危険な物忘れ 危険でない物忘れ
・人の名前は忘れやすい。「記憶のフック」(思い出すヒント)で思い出せるのは、危険ではない物忘れ。あまり心配しないでいい。
(例えば街灯調査では、瀬川瑛子さんを「あ、演歌の……」で名前は思い出せなくても、「“せ”で始まる」などのヒントがあれば、思い出せる人が多かった)
「心配ない物忘れ」
・老化から来ている。
・物事の一部を忘れる。
(電話が来たが、電話の内容の一部を忘れてしまった、等)
「危険な物忘れ」
・病気(アルツハイマー病、脳血管性痴呆など)から来ている物忘れ。
・物事そのものを全部忘れる。(記憶から抜け落ちてしまう)
(電話があったこと自体を忘れてしまう、等)
─>抜け落ちた部分に、作話(さくわ)(作り話)が無意識に入ってしまう。
(ずっと入院しているのに、「昨日はどこに?」と聞くと「息子に会いに出かけた」などと答える場合など)
(思い出せない部分を埋めて整合性を保つため、無意識に記憶を埋めてしまう)
─>危険。病院へ。
・危険な物忘れの場合、家族(回り)が早く気づくことが大切。
上山博康 医師:「記憶が引き出しに入っているとすると、老化による物忘れの場合、引き出しが古くなって軋んだり、スムーズに開かなくなる。記憶が入っている引き出しそのものは、使い勝手が悪くなっているが、ある(存在している)。この物忘れは危険ではない。 危険なのは、引き出しの存在自体が脱落してしまった物忘れ。記憶が抜けたことで起こる混乱を避けて、整合性を保つために、本人には悪気なく、無意識で記憶を埋めてしまう(作話(さくわ))。これは危険」
<物忘れについて、質問>
・城戸真亜子 さん:「心配しやすい人や怒りやすい人、エキセントリックな人が危険な物忘れになりやすい、と聞いたことがあるが?」
米山公啓 医師:「脳は抑制的に働いているので、脳の機能が衰えて抑制が取れると、元々の性格が強く出るようになる。元々怒りっぽい人は、その部分が強く出るようになる」
・城戸真亜子 さん:「几帳面な性格の人がなりやすいとも聞いたが?」
米山公啓 医師:「元々几帳面な人はボケやすいと言われているが、いい加減な人はボケても分かりづらい、という面もある。発見の速度の差があると思う。元々キレイ好きで身の回りがきちんとしていた人は、家族もすぐに気づきやすいが、普段ごちゃごちゃにしている人は、周囲が気づきにくい」
◆<物忘れ 危険度チェック>
:危険な物忘れか、危険でない物忘れか、のチェック
・よくある場合:2点
・たまにある場合:1点
・ほとんどない場合:0点
1)同じ話を無意識に繰り返す。
(勝俣さん2点。「受けた話は、特にね」)
2)家族や友人の名前が思い出せない。
3)物のしまい場所を忘れる。
4)漢字を忘れる。
5)今、しようとしていたことを忘れる。
(城戸真亜子さん2点。「忘れるから、不安で仕方ない」)
(勝俣さんも2点)
6)器具の説明書を読むのが面倒。
7)理由もないのに気がふさぐ。
(瀬川さん1点)
8)身だしなみに無関心だ。
(磯野貴理さん1点
東野幸治 さん:「誰もそんなに見てないのに、気づいたんでしょ?」
磯野貴理 さん:「まあね」)
9)外出をおっくうがる。
(城戸真亜子さん1点「これから化粧して、と思うと面倒になることがある」)
10)もの(財布など)が見当たらない事を他人のせいにする。
(勝俣州和さん2点。「よく嫁に怒られる。『ここに置いた薬どこやった?』『さっき飲んでたじゃない』とか」)
<診断結果>
・0〜8点 :正常
・9〜13点:要注意
・14点〜 :要診断(専門医の診断を受ける)
─>9点以上、『要注意』『要診断』だと「危険な物忘れ」の可能性がある。
(出演者の結果)
高橋英樹 さん:8点
瀬川瑛子 さん:10点
城戸真亜子 さん:10点
磯野貴理 さん:11点
勝俣州和 さん:11点
東野幸治 さん:「先生、このヤングチームが揃って11点というのは?」
米山公啓 医師:「認知症が発症しやすい環境にある、認知症になりやすい、といえます」
◆認知症 治療について
<認知症の薬>(米山公啓 医師)
・アルツハイマー病に効く薬「アリセプト」は高度の認知症患者の場合にも使える。
<認知症 漢方薬>(新見正則 医師)
・漢方薬が効果が開くことが分かっている。老人保健施設で、漢方薬を飲んだ人と飲まない人の比較調査をすると、飲んだ人の方が「笑う、よく眠れる、歩くようになる」などの効果が認められる。
<うつ病の治療から>(森智恵子 医師)
・鬱(うつ)病から物忘れがひどくなることがある。
・思い出そうとする意欲が低下するため。
─>「初期の段階で気づくのは難しいが、家族(周囲)が早く気づくことが大切。
◆物忘れの予防
:脳を鍛えて、脳の老化を遅らせる
・物忘れ、認知症の原因の一つに、脳の萎縮がある。
・脳細胞は1年に10万個が死滅しているともいわれる。
・脳細胞は20代をピークに徐々に萎縮していく。
(20代、40代、60代の脳のMRI画像で見ると、脳と頭蓋骨の隙間が大きくなっていき、脳が萎縮しているのが分かる)
・歳をとっても増える部分もある=海馬(かいば)
<海馬>
・歳をとっても増える部分。
・海馬とはタツノオトシゴのことで、タツノオトシゴの尾に似ている形。
・太さ1センチ、長さ5センチ、左右のこめかみ辺りに1対ある。
・脳に入る情報を、「必要なもの」「不要なもの」に分ける部分。
・鍛えることで発達し、物忘れを減らすことができる。
・海馬は寝ている間に働き、情報を整理して脳にしまう。
・海馬は疲れない。
・海馬の隣にある扁桃体(好き嫌いを決める)と情報をやり取りするので、好きなものは記憶に残りやすい。
<記憶と好き嫌いの感情>
勝俣州和 さん:「脳ドックで、海馬が動いていないと言われたんですけど?」
米山公啓 医師:「特殊なものにしか好奇心がいかないんじゃないですか?」
勝俣州和 さん:「そうです。歴史上の人物名はぜんぜん頭に入らないのに、格闘家の名前はどんどん入る」
・海馬のすぐそばにある扁桃体が「好き嫌い」を決めている。
─>好き嫌いの判定により、好きなものの場合は扁桃体が海馬へ記憶を促す。
─>好きなものは記憶されやすい。嫌いなものは、忘れやすい。
◆記憶には、忘れることも大切
南淵明宏 医師:「私は患者さんの写真などの資料を見て、バッと覚えて、次の患者さんの写真のときは、すぐに前の患者さんの分は忘れる。さっと覚えて、さっと忘れる」
上山博康 医師:「人間はいい記憶は6割覚えていて、悪い記憶は1割しか覚えていない、という調査結果もある。よく、『昔は良かった』などというが、都合のいいことだけ覚えている面がある」
姫野友美 医師:「扁桃体の働きには男女差があり、男性は短期記憶で、古い細かい記憶はあまり覚えていない。男性の記憶はザルで、女性の記憶はバケツと説明している。女性は細かい古いことをよく覚えている。喧嘩などで興奮したときにその記憶のバケツがひっくり返るので、昔のことを『あのときああ言った』などと言い出す」
瀬川瑛子 さん:「15年前、結婚する前に夫が『結婚したら毎日肩を揉んであげる』と言った。私はよーく覚えているのに、夫は『そんなこと言ったかな』と忘れている」
◆海馬の大きさ 実験
<イギリスでの調査>
・イギリスの大学でマグワイヤ教授が脳を調査。
─>ロンドンのタクシードライバーの海馬は大きかった。
(理由として)
1)ロンドンのタクシーの免許試験は難しく、取得に平均3年かかる。
2)ロンドンの地理は複雑。タクシードライバーは、常に最短距離で運転することを求められる。
が考えられる。
<海馬の大きさ 比較調査(MRI画像で)>
:加藤俊徳(かとうとしのり)医師 検証
・株式会社 脳の学校 代表取締役
・脳の画像分析の専門家
(75歳男性)
・40年タクシードライバー
・カーナビは見ない。
─>海馬:ほとんど萎縮していない。50代と同じ。
(86歳女性)
・プロピアニスト
・200曲以上のレパートリー
・1日6時間の練習を80年続けている。
─>海馬:ほとんど萎縮していない。60代くらい。
(76歳男性)
・70歳のときに囲碁を始めた。
・アマチュア囲碁処断の腕前
・体力的な衰えはあっても、頭はだんだんと良くなった。物忘れはない。
─>海馬:まったく萎縮なし。20〜30代。
◆海馬を鍛える(脳を鍛える)方法
1)海馬の細胞を増やす。
2)神経細胞同士のネットワークを増やす。
─>使えばいい。(米山公啓 医師)
・特に、「空間認識・クリエイティブな刺激・手足を使う」ことがよい。
(ウォーキング、笑い、おしゃべり、睡眠)
・スポーツや楽器など、能力によっては15歳以下から始めることが大切だが、一般的な能力は20歳からでもいくらでも鍛えられる。
金武英 医師:「自分で『もう私なんか歳だから』と思ってしまわないこと。中高年で大学や大学院に行く人も増えており、全然遜色ない、との話も聞く。『もう私なんか』と思わないこと」
<ウォーキング>
・脳を鍛えるのに確実に効果があるのは、統計によると、「ウォーキング」
・1日30分、週に2〜3回で効果がある。
・神経成長因子が出て、神経を刺激する。
・同じルートを散歩していると新しい刺激が少なくなるので、「360度ウォーキング」がオススメ。
─>往復30分の道を、家を中心に、違う方向へと出かける。
(今日は東へ、今日は西へ、など)
(新しい道の方が、視覚、聴覚、空間の情報が多いので、脳への刺激になる)
<笑い>
・ストレスが溜まると、海馬が壊れることが分かっている。
・口角を上げて作り笑いをしても、作用は同じで、脳によい、といわれている。
・緊張をほぐし、ストレスを軽減する効果がある。
<おしゃべり>
・喋ることが最も脳を活性化させる。
・人に毎日会う人の方が、認知症になりにくい。
・人に直接会うのがいいが、ブログやメールでやりとりをするのでも良い、と今はいわれている。
(コミュニケーションをする、ということ)
秋津壽男 医師:「オススメは、投書。テレビ局に電話して、どこがよかった、などというのでもよい」
<睡眠>
・睡眠中は、脳が活性化されている。
・神経成長因子が出て、神経を刺激している。
・睡眠中は記憶の整理をする。(余分な情報が入ってこない睡眠時が最適)
・睡眠は、1日6時間以上が望ましい。
(寝過ぎるのも脳によくない)
・睡眠時間と寿命の関連調査では、短いと寿命が短いが、睡眠時間が長くても寿命が短くなる。
─>男女とも、7時間前後が最も寿命が長かった。
<その他の刺激>
・鼻をつまんでコーヒーを飲む。
(味の判断には嗅覚も大きく関わっており、ニオイがなくなると何を飲んでいるのか分かりにくくなる。
─>脳が一生懸命、分析をするので、脳の刺激になる)
・携帯を利き手と逆の手で打つ。
─>ふだん、行わないことをすると、脳が刺激される。(新奇性追求)
・旅行も、毎年同じ場所に行くのは脳の刺激にならない。
(慰安、癒しの旅行としてはいいが)
─>行ったことがない、見たことがない、場所に行く方が、脳の刺激になる。
◆脳に良い 食べ物
<カレー>
・インド人にボケの人が少ないとの報告はあった。
─>調査してみると、
・カレー粉のターメリック(ウコン)の成分「クルクミン」に、アルツハイマー病の原因物質(ベータアミロイド)が溶けることが分かった。
<野菜>
・欧米で調査では、緑黄色野菜(ビタミン)が良い、との結果。
>>「野菜カレー」が良い。
<レシチン を多く含む食材>(秋津壽男 医師)・豆類の大豆(豆腐、味噌、納豆、豆乳)、ピーナツ、アーモンド、などが良い。

