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ナルコレプシー(居眠り病)

ナルコレプシー(居眠り病)とは、前の晩に十分に睡眠を取っていても、毎日のように日中に耐え難い眠気に襲われて、何度も居眠りを繰り返してしまう病気。

本来は緊張して絶対に眠るような場面ではなくても眠ってしまうほどの猛烈な眠気なので、勉強中や仕事中、運転中など、時や場所に関わらず眠り込んでしまうこともあります。

「時、場所選ばぬ眠気「ナルコレプシー」にどう対処するか」─izaニュース
 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/living/health/48267/


●<ナルコレプシー(居眠り病)の症状の特徴
・猛烈な眠気のため、日常生活に支障を来す恐れがある。
・眠気の症状に加えて、
「情動性脱力発作」
 :笑ったり怒ったりすると、体の筋肉の力が抜けたり、ろれつが回らなくなったりする
「睡眠麻痺(まひ)」
 :寝入りばなや目が覚めたときに金縛りにあう
「入眠時幻覚」
 :入眠時に鮮明な夢のような幻覚をみる
 などの症状もある。
・一生続く病気(薬物療法・行動療法・周囲の理解が必要)
・やる気がない、疲労、鬱病(うつびょう)などからくるものではない。
・日本人の0・16〜0・18%がナルコレプシーにかかっているといわれる。
・多くは思春期に発症。14〜16歳がピークとされる。
・男女差なし。
・遺伝的要因も指摘されるが、第1親等の血縁者に患者がいる場合でも、発症頻度は1〜2%程度。
(最近の研究で、ナルコレプシー(居眠り病)患者では、脳内神経伝達物質「オレキシン」が著しく欠乏していることが分かってきた)


●<ナルコレプシー(居眠り病)の診断
・専門医が少なく、単なる睡眠不足が疑われる症状との見極めがつきにくいため、診断をつけるのは難しいとされている。
・日中の過度の眠気と居眠り、情動性脱力発作の両方があれば、典型例として診断可能。(だが個人個人の睡眠の量や質により、グレーゾーンが広い)
「睡眠ポリグラフ検査」「睡眠潜時反復テスト」で検査、診断
「睡眠ポリグラフ検査」
 :夜間に頭や耳に電極を張り付け、脳波などを記録。夜の睡眠の特徴を検査して、ナルコレプシーと合併することがある睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害の有無を調査)
「睡眠潜時反復テスト」
 :同様の検査を昼間の数時間おきに20〜30分ずつ繰り返して行う。眠気の程度を測定)
・「眠ってください」と指示し、10分以上眠れなかったら正常範囲
(ナルコレプシーの患者は前夜に十分な睡眠を取っていても8分以内、たいていは1〜2分で眠ってしまう。(記事内、大阪回生病院睡眠医療センター部長の谷口充孝医師))


●<ナルコレプシー(居眠り病)の治療
・根本的な治療法が確立されていない。
薬物療法や行動療法などで、症状をコントロールしていく。
「薬物療法」
 :日中の眠気:覚醒(かくせい)効果を持つ精神賦活剤が効果的。今年3月28日からは、欧米でよく使われる「モダフィニル(精神賦活剤)」も保険適用
(薬剤によっては薬に対する慣れや依存が出てくるので、医師の処方に基づき、時々“休薬日”を設けるなどの工夫が必要)
「行動療法」
 :毎日同じ時間に寝たり、起きたりする正しい睡眠習慣や、決まった時間に昼寝を取る習慣をつける


●<ナルコレプシー(居眠り病)の注意点
・ナルコレプシー(居眠り病)は病気であり、怠惰・やる気のなさ・疲労からくるものではないので、周囲の理解が大切


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